★洋間(外観と引違いの開口、天井、内壁、床)
洋間と和室の混合した住宅が小説などにあらわれる早い例は、尾崎紅葉の「金色夜叉」で、その後編に
「......にはかに燈炉を調ぜしめて、彼は西洋間に徒りぬ。尽く窓帷を引きたる十畳の間は寸隙もあらず裏まれて......緋の紋椴子張の楽椅子に尭りて......その美き目をば唯白く坦なる天井に注ぎたり」とあります。
このプラスター塗りの天井の洋間は、コニャック入のコーピーを飲む場所で、椅子やテーブルも用意されていました。
ところが配達された寄鍋は、「長火鉢の相対に限るんさ」となり、南縁の障子と福寿草の置かれた袋棚が目立つ和室でとったと書かれています。
洋間と和室の混合した住宅が小説などにあらわれる早い例は、尾崎紅葉の「金色夜叉」で、その後編に
「......にはかに燈炉を調ぜしめて、彼は西洋間に徒りぬ。尽く窓帷を引きたる十畳の間は寸隙もあらず裏まれて......緋の紋椴子張の楽椅子に尭りて......その美き目をば唯白く坦なる天井に注ぎたり」とあります。
このプラスター塗りの天井の洋間は、コニャック入のコーピーを飲む場所で、椅子やテーブルも用意されていました。
ところが配達された寄鍋は、「長火鉢の相対に限るんさ」となり、南縁の障子と福寿草の置かれた袋棚が目立つ和室でとったと書かれています。